【チョングクチャン(청국장)】
説明:チョングクチャンという味噌のチゲ
標準価格:1人前3〜4000ウォン
場所:食堂
辛さ:★−−
一言:韓国の納豆汁
(納豆のような香りのチョングクチャン。)
【チョングクチャン】
大豆を用いて作った味噌の一種。またはこの味噌を用いたチゲのこと。タムブクチャンとも言われる。漢字では清麹醤と書き、一説には清の国より製法が伝わったため清麹醤と呼ぶようになったといわれるが、古い文献には戦国醤としての記述もあり、語源、由来ともにはっきりしない。茹でた大豆をワラで包み、暖かいところで3日間ほど寝かせて作る。テンジャン(味噌)に比べて独特の臭いを持つのが特徴で、日本の納豆に近い臭いがする。チゲを作る場合はトゥッペギと呼ばれる素焼きの器に牛肉、白菜キムチ、豆腐、長ネギ、青唐辛子などの具を入れて煮詰め、チョングクチャンで味付ける。おもに食堂で食べられるメニューだが、すべての食堂にある訳ではない。
【チョングクチャンの歴史】
1715年に洪萬選によって書かれた『山林経済』には戦国醤として記述され製造法も載っている。この戦国醤という名称は丙子胡乱(1636年に清軍が朝鮮に侵入した事件)の際に清国の将兵が兵糧として持っていたことからついたとされるが定かではない。戦時中に副食として短時間の製造が可能だったために戦国醤という名前がついたという説もある。1766年に書かれた『増補山林経済』には「大豆をよく洗い、茹でてワラで包み、暖かくして3日間おけば生絲がでる」と詳しい製造法が書かれている。
【コラム】 〜臭いのする食べ物〜
臭いの強い食べ物というのがある。チョングクチャンも強烈な臭いを放つ料理として有名で、このメニューを出す食堂に行くとドアを開けた瞬間から独特の臭いが鼻をつく。人によっては嫌がるくらいの臭いである。韓国を代表する臭い食品といえば何よりもまずホンオ(エイ)があげられる。目がしばしばするようなアンモニア臭を発し、外国人に嫌がられる食品として強固な地盤を築いている。また、屋台などから漂ってくるポンデギの臭いも有名だ。蚕のさなぎを煮詰めたポンデギはカルシウムや蛋白質が豊富で昔は大事な子供たちのオヤツでもあったが、観光客からは見た目のグロテスクさからも激しく嫌われている。