ケランパン계란빵

説明:中に目玉焼きを入れた今川焼き

標準価格:1個500ウォン

場所:屋台

辛さ:−−−

一言:オヤツの王道

 

(屋台で売られているケランパン。)

 

【ケランパン】

中に目玉焼きを入れた今川焼き。ケランとは韓国語で卵のこと。パンは日本語同様にパンであるが、今川焼きやタイ焼きのたぐいもパンと呼ばれる。小判型にかたどられた鉄板に溶いた小麦粉を流し込み、そこに卵を割り入れて作る。対になる部分で焼いていたもうひとつの生地を重ね、中に目玉焼きを挟みこむように形作る。屋台でのみ販売され、間食として食べられることが多い。類似の料理としては、日本のタイ焼きに該当する、プンオパン(鮒パン)。今川焼きに該当するオバントク。クルミを模して作られ、中にクルミ餡が入ったホドカジャ(クルミ菓子)などがある。最近はケランパンにサイの目に切ったハム、千切りのピーマンなど具を加えたものも登場している。

 

【ケランパンの歴史】

1997年初頭から始まる財閥の相次ぐ倒産、東南アジアで発生した通貨危機などにより、株価と通貨価値が暴落し、韓国は対外債務の返済が不可能になった。これによって1997年11月、IMF(国際通貨基金)から緊急支援をうけることとなった。その余波を受け職を失う人が増加するや、街には人々が急場をしのぐために始めた露店、屋台の類が軒を連ねた。競争相手の増加により、それまで屋台を代表する食べ物であった、焼き芋、焼き栗、タイ焼き(韓国語ではフナ焼き)だけでは、やっていけなくなるという事態が起こり、道行く人の目を引くため、次第に新しいメニューの開発が始まっていった。溶かしたチョコレートをかけたバナナスティック、ソーセージ大のおでんダネを串にさしたホットバーなど数々の新商品と並んで、このときに登場したのがケランパンである。若者を中心にケランパン人気は拡大し、瞬く間に韓国中に広がっていった。

 

【コラム】 〜歩きながら食べる〜

韓国を歩いていると、あちこちに屋台をみかける。街の4つ角、大通りを1本入った路地、広場。イスに腰掛けてトッポッキ(餅の甘辛炒め)やスンデ(腸詰め)、キムパプ(のり巻き)などを食べることも出来るし、テイクアウトすることも出来る。ケランパンはテイクアウト専門のほうだ。1個500ウォンのケランパンを買うと、紙ナプキンにくるんだケランパンをひとつくれる。このケランパンを歩きながらかじるのが最高においしい。歩きながら食べられるものというのは、どんどん勢いを見せており、最近の韓国で流行しているデリマンジュー(カスタードクリームの入ったトウモロコシ型のベビーカステラ)や、スイートポテト(大学イモのようなお菓子)の店はどんどん店舗を増やしている。他にも串に刺したおでん、焼き鳥、アメリカンドッグなど、歩きながら食べられる魅力的な食べ物がたくさんある。