ミヨックク미역국

説明:ワカメスープ

標準価格:1人前3000ウォン前後

場所:エステなど

辛さ:−−−

一言:誕生日には必ず食べます。

 

(ミヨックク。牛肉が入っている。)

 

【ミヨックク】

ワカメを入れたスープ。ミヨッは韓国語でワカメ、ククはスープを表す。宮廷ではクァクタン(湯)、またはカンクァクタン(甘湯)と呼ばれた。鍋にゴマ油をしき、牛肉とワカメ、みじん切りニンニクなどを炒めた後に、水を注いで煮込み醤油で味付ける。ワカメはカルシウムやヨード、各種ビタミン、ミネラルなどを豊富に含み、栄養価が高いところから、ミヨッククは妊婦、授乳期の母親、成長期の子供などによく食べさせる。現在でも産後の母親には必ずミヨッククを食べさせる習慣があり、また誕生日の日に食べるメニューとしても有名である。主に家庭で作られる料理であるが、美容によいという理由からエステに併設された食堂のメニューにはミヨッククがある場合が多い。類似の料理としては牛肉の代わりにムール貝を用いたホンハプミヨックク、済州島の名物であるアマダイを利用したオットムミヨッククなどがある。

 

【ミヨッククの歴史】

ミヨッククがいつから食べられているかを特定するのは難しいが、少なくとも李朝時代の宮廷料理の中にはクァクタン(湯)という名前で登場している。ワカメ自体は古くから食べられていたようで、『世宗実録』には高麗時代の話として、王家に男子が誕生するとワカメやノリなどの海藻類をとる為の「田」を下賜した話などが登場する。また1611年に許が八道のうまいものを集めて書いた『屠門大嚼』には早取りのワカメを指して「山陟(江原道)で1月にとれるのがよい」と書かれている。また、この時代はまだワカメとコンブの違いが明確ではなかったようで、ワカメとコンブが混同された記述もあり、『屠門大嚼』のコンブを紹介した部分でも、「大」という名でワカメが登場したりしている。

 

【コラム】 〜食べる時、食べてはいけない時〜

産後の母親に対し、ミヨッククを食べさせるという風習は古くからあり、また誕生日の日にもミヨッククを食べる。反対にミヨッククを絶対に食べてはいけないときというのがあり、それは受験など大事な試験を受ける前である。ワカメがぬるぬるしていることから、試験の日にワカメを食べると滑るといわれており、絶対に食べてはいけない。逆に試験の日に食べるとよいものは飴やモチで、これらは粘りがあるので、よくくっつくようにという意味で食べられる。また大学受験のときなどには受ける大学の門に飴やモチを貼りつけるという光景が見られる。