トックク떡국

説明:正月に食べるうるち米で作った餅を入れた雑煮

標準価格:1人前2500〜4500ウォン

場所:食堂

辛さ:−−−

一言:食べないと年をとれません

 

(溶き卵とノリを入れたトックク。)

 

【トックク】

正月に食べるうるち米で作った餅を入れた雑煮。トッはモチ、ククは汁の意。古くはピョンタン(餅湯)とも呼ばれた。昔は雉肉でスープをとることが多かったが、現在は牛肉や鶏肉で代用している。カレトッと呼ばれるうるち米で作った細長い棒状の餅を、小判型に薄く切って使用する。刻みネギやニンニクを入れ、醤油、塩、コショウなどで味付けられる。タマゴを溶いて入れたり、ノリを振りかける場合もある。炒めた牛肉や、サンジョクと呼ばれる肉や野菜を串に刺して炒めたものを具として載せたりもする。純粋な正月料理という訳ではなく、普通の食堂では1年中メニューに載せられている。類似の料理としては、トッククに餃子を入れたトッマンドゥククなどがある。

 

【トッククの歴史】

トッククがいつ頃から食べられているのか明確に知ることは難しいが、稲作の始まり、米を蒸す為の甑の使用時期などから、三国時代以前から、すでに餅を食べていたと推測され、同時にトッククのような料理も食べていたのではないかと考えられている。1940年に洪善杓によって書かれた『朝鮮料理学』によれば、李朝初期にはトッククを食べていたとされており、また明確な記録としては李朝時代の歳時風俗を詳細に記録した本『東国歳時記』がある。洪錫謨によって1849年に書かれた『東国歳時記』には、正月の食べ物としてトッククが紹介されており、「粳米の粉を蒸して大きな板の上に置き、杵をもって無数に搗いてのち、長く引きのばして作った餅を白餅(ヒントック)という。これを銭型に薄く輪切りにし、すまし汁に牛肉または雉肉を入れて炊き、とうがらし粉をふりかけたものを餅湯(トックク)という。」と書かれている。現在のトッククに唐辛子を入れることは少ないが、そのほかの作り方は現在食べるトッククと変わりない。正月にトッククを食べるということは昔から続いた風習であることがわかる。

 

【コラム】 〜韓国は数え年〜

韓国では年齢を満で数えず、普通数え年を使う。生まれた瞬間から1歳と数えるので、単純に日本での年齢よりひとつ増える計算になる。まだ29歳だと思っていた人は、韓国に行った途端に30代になり、逆に韓国で30歳だった人は日本に来ると20代に若返ることができる。早く大人になりたい人は韓国に行き、若くありたい人は日本に行くとよいだろう。また、誕生日に年をとるのではなく、旧正月をもって1歳年をとる。正月にトッククを何杯食べたか、という質問は今年で何歳になったかという意味で、トッククが正月を象徴していることをよく表している。旧正月で1歳年をとるので、旧正月を過ぎて、誕生日を迎えるまでの期間は、日本での年齢と2歳もずれることになる。韓国に行って年齢を聞かれたときは少し考える必要があり、年齢の数え方の違いから、年上だと思っていた人が同い年だったりということがよくある。