プデチゲ부대찌개

説明:ハム・ソーセージ・ラーメンなどのチゲ

標準価格:1人前4500〜6500ウォン

場所:専門店、食堂

辛さ:★★−

一言:アーミースープと訳すなかれ

 

(フュージョン料理の元祖とも呼ばれる。)

 

【プデチゲ】

ハム、ソーセージ、ラーメンなどのチゲ。プデは韓国語で「部隊」の意。通常のチゲ料理と違って洋風の食材を用いて作られるのが特徴。ハム、ソーセージなどのほかにランチョンミート、スライスチーズなども用いられる。またラーメンはインスタントの麺が使われる。タマネギ、長ネギ、春菊などの野菜に加え白菜キムチ、豆腐、キノコ、タンミョン(春雨)、韓国モチなど店によって多種多様な材料が用いられる。粉末唐辛子がたくさん入り味付けとしては辛い。食堂や居酒屋のメニューにも登場し、また専門店も多い。大きな鍋を4〜5人でつつくのが普通。食堂によっては1人前のプデチゲをだすところもあるが稀である。食べ終わった後、残ったスープにご飯を入れ、おじやとチャーハンの中間のような状態にして食べてもよい。

 

【プデチゲの歴史】

1950年6月25日に始まった朝鮮戦争は、韓国だけでも約150万人の死傷者を出し、建物、道路、工場、発電施設など大部分の産業施設が破壊されるなど、大きな被害を出した。1953年7月27日に休戦協定が結ばれたが、軍事境界線を挟んで南北に分かれた状況は今なお続いている。プデチゲは朝鮮戦争後の経済的に困窮した時期に、京畿道中部に位置する議政府市において誕生した。駐韓米軍は現在、韓国全土に約90ヶ所の基地と関連施設をおいているが、京畿道議政府市もその中のひとつである。この議政府市で、米軍基地より流出してきたハムやソーセージをチゲに応用したのがプデチゲの始まりである。洋風の食材を利用したプデチゲは人気を博し、やがて全国へと広まっていった。現在でも議政府市には多くのプデチゲ専門店が建ち並び、1998年11月には議政府市によって正式に「議政府名物チゲ通り(의정부명물찌개거리)」が制定され、プデチゲの元祖であることをアピールしている。

 

【コラム】 〜プデチゲとラーメン〜

米軍基地から流出してきた食材を使用したチゲのことをプデチゲというのだから、厳密にはラーメンがなくともプデチゲと称することはできる。しかし現在では、プデチゲにラーメンを欠かすことはできず、ハムやソーセージなどをおさえメインの地位に君臨しているといえる。家でキムチチゲを作っていても、ふと思いついてラーメンを入れてしまえば、その瞬間からプデチゲになってしまう。「プデチゲ=米軍から流出したハムやソーセージなどを入れたチゲ」から「プデチゲ=ラーメンの入ったチゲ」に公式が変化してしまった。韓国ではインスタントラーメンをラーメン意外の料理に使用するケースが多く、その場合は粉末スープなどが余ってしまうことになる。そういった状況からもともと粉末スープを含まない、麺だけのインスタントラーメンも販売されている。