プルコギ불고기)】

説明:下味をつけた牛肉を専用の鉄板で焼いた料理

標準価格:1人前5〜9000ウォン

場所:専門店

辛さ:―――

一言:絶妙の甘さ加減にうっとり

 

(下味をつけた牛肉を野菜、タンミョンなど

と一緒に焼く。)

 

【プルコギ】

下味をつけた牛肉を専用の鉄板で焼いた料理。プルは「火」、コギは「肉」という意味を表す。醤油、砂糖、清酒、みじん切りにしたネギ、ニンニクなどを混ぜ合わせたヤンニョム양념、合わせ調味料)で下味をつけた薄切りの牛肉を、タマネギ、春菊などの野菜、タンミョン(春雨)と共に鉄板で焼いて食べる。プルコギに用いられる鉄板は、円形で中央に行くに従って盛りあがっていく形のものが多い。ナシなどの果物の果汁を下味に用いる場合もあり、全体的に甘い味付けになっている。主に肉料理の専門店で食べるメニューだが、食堂などで1人前の定食として扱われる場合もある。牛肉でなく豚肉やイカを使って作る場合もあり、それぞれテジプルコギ(돼지불고기)、オジンオプルコギ(오징어불고기と呼ばれる。また、プルコギを西洋料理などと組み合わせた、プルコギピザ、プルコギバーガーなどの新しい料理も数多く登場している。

 

【プルコギの歴史】

朝鮮半島では古くから牛肉を食べており、プルコギのルーツは紀元前1世紀頃までさかのぼる。夫余を建国したツングース族の一派である貊族は、肉を調理する技術にたけ、あらかじめ醤やニンニクなどの香草で味付けしてから、直火で炙り焼くという方法で肉を食べていた。この料理は「貊炙(맥족)」と呼ばれ、中国でも好まれたという。6世紀に入り、仏教の伝来によって一時肉食が禁じられたものの、13世紀に元に攻めこまれ支配下に置かれると、元の影響を受け徐々に肉食は復活していった。李氏朝鮮では仏教にかえ儒教を受け入れる政策をとったため、公式的にも肉食を禁止する理由がなくなり、肉食文化が発展するに至った。宮中料理にはノビアニ너비아니という料理があり、これが現代のプルコギにつながっていった。プルコギという名称自体は新しく、1950年頃から使われ始めた。

 

【コラム】 〜宮中用語〜

宮中には宮中でだけ使われる特別な言葉があり、料理についても例外ではない。カルビは宮中ではカリ가리と呼ばれ、カルビクイ(갈비구이、カルビ焼き)はカリグイ(가리구이)となる。ミヨックク(미역국、ワカメスープ)はクァクタン곽탕と呼ばれ、カクトゥギ(깍두기、大根を角切りにして漬けたキムチ)はソンソンイ(송송이)となる。同じ料理でも宮中ではだいぶ呼び名が違うことがわかる。