【チャジャンミョン(짜장면)】
説明:野菜と中国味噌を炒め麺にかけた料理
標準価格:1人前2500〜3000ウォン
場所:中華料理屋、食堂
辛さ:―――
一言:時に脂っこいと嫌う人も
(チャジャンミョン。右下はタクアンと生玉葱。
玉葱は右上のチュンジャンをつけて食べる。)
【チャジャンミョン】
豚肉、タマネギなどを、チュンジャンと呼ばれる黒い味噌といっしょに炒め、水溶き片栗粉でとろみをつけたものを中華麺にかけた料理。全体をよくかき混ぜて食べる。もともとは中華料理の炸醤麺(ジャージャーメン)で、韓国でも中華料理のひとつとして捉えられている。一般の食堂でもメニューに載せているところがあるが、主に中華料理屋にて供され、店から近い場所には出前のサービスも行っていることが多い。味がよい上に安価であった為、かつては出前、外食の代名詞ともいわれた。またチャジャンを麺ではなく、ご飯にかけたチャジャンパプ(짜장밥)、チャーハンにかけたチャジャンポックムパプ(짜장볶음밥)などの料理もある。
【チャジャンミョンの歴史】
チャジャンミョンの歴史は19世紀末までさかのぼる。1876年日本と江華島条約を締結し門戸開放した朝鮮は、西洋の国々に対しても徐々に門戸を開放していった。1882年に朝米修好通称条約が結ばれ、1883年には仁川港が開港された。仁川では日本や清などを対象とした外国人居留地が作られ、実際に多くの人が居住するに至った。この時に清から来た人たちがチャジャンミョンを持ちこんだのが最初とされている。実際に初めてチャジャンミョンが入ってきた時代がいつかを特定する資料は無いが、正式にチャジャンミョンという名前を付けて販売を始めたのは、1905年に開業した共和春(공화춘)という店だとされている。外国から入ってきたチャジャンミョンという料理は、珍しさと安い価格が庶民層にうけ、徐々に広まっていった。
【コラム】 〜色々なチャジャンミョン〜
中華料理屋に入るとさまざまなチャジャンミョンがメニューに載っている。カンチャジャン(간짜장)とは水溶き片栗粉を入れずに作ったもので、チャジャンと麺を別々の皿に入れ供されることが多い。サムソンチャジャン(삼선짜장)のサムソンは三鮮と書き、3つの海産物を使用したという意味である。使われる具材としてはエビ、イカ、ナマコなどがあげられる。ユスルチャジャン(유슬짜장)、ユニチャジャン(유니짜장)とは使用される肉の形状をあらわしたもので、ユスルチャジャンは細切り、ユニチャジャンは挽肉を用いたチャジャンミョンである。