コリ梅

166-1982年生まれの女性大募集

 

 

韓国に住む友人と会って食事をした後、

どういう話の流れか、占いに行くことになった。

有名な占い師さんが近くに店を出しているのだとか。

 

「それが本当によく当たることで有名なのよ!

 ある40歳間近の女性がね、12月中旬頃に行って、

 今年中に結婚するって言われたんだって!

 別に彼氏がいる訳でもなく、そんなの常識的にありえないじゃない!

 なのにそう占ってもらった後、すぐに運命の人と出会って、

 6日後には結婚式をあげることになっちゃったのよ!

 あたしの友達も恋人ができるって言われてすぐに恋人が……」

 

眉をツバでベトベトにしたくなるような話だが、

その友人はとにかくよく当たると力説していた。

僕自身、占いなどさほど信じるほうではないのだが、

そこまで言われては、試しに行ってみるのも面白かろう。

 

ということで、約2年8ヶ月ぶりに占いに行ってみた。

ちなみにその前回は代官山でのタロット占いだった。

 

足を運んだのは「四柱カフェ」と呼ばれる店。

生年月日と生まれた時間で運勢を占ってもらうとともに、

カフェスタイルの店内でコーヒーなどが飲める。

見料は15分ほどで2万ウォン。これにドリンク代が加算される。

微妙に高い印象だが、占ってもらった紙を次回持っていくと、

1年間までは無料でアフターサービスをしてくれるようだ。

つまり、追加で気になることを占ってくれるとのこと。

 

実際に占ってもらっての感想なのだが、

思っていたよりも、ずいぶんと楽しかった。

あれこれ言われるのだが、当たっていることもあり、

微妙に当たっていないこともあり。

 

「ふむ。今年になって仕事を辞めましたね」

「(ギクッとして)な、なんでわかるんですか!?」

「うむ、すべて占いにそう出ている」

 

「兄弟は3人と……」

「え? い、いえ2人なのですが……」

「2人? おかしいな。ご両親によく聞いてみなさい」

「……」

 

最初に仕事を辞めたことを当てられたときは驚いたが、

徐々に、当たらないこともあって落ち着いてきた。

 

だが、そうかと思えば容赦のない一言も飛んでくる。

 

「文筆業の才能はないようだな」

「……」

「出版系か教育系の職業につくのがいいだろう」

「そ、そうですか……」

 

2年8ヶ月前の代官山では、

 

「50代の頃には締切のない大作家になれる!」

 

と言われて喜んだのだが、正反対の結果が出てしまった。

 

30代、40代と実績を積んで、50代では左うちわ。

締切とは無縁の生活で、書けたら連絡をするというような、

巨匠とも言うべき作家になれるはずだったのに。

 

半ば絶望感を抱きながら、それでも聞くべきことは聞く。

 

「あの、恋愛運や結婚などはいかがでしょう?」

「来年に1982年生まれの女性と出会い、2009年に結婚する」

「ま、まじっすか!?」

 

この占いは昨年末の話なので、

来年とはすなわち今年、2007年のこと。

今年に運命の出会いがあるということだ。

 

しかも1982年というのはずいぶん若い。

僕と6歳違い。現在24、5歳の女性ということになる。

 

 

というこでこれを読んでいる皆様。

 

 

1982年生まれの女性はすぐ連絡をすること!

また、周囲に1982年生まれの女性がいる場合は、

ぜひとも僕に紹介をしてください!

 

 

と、書いたものの、この占いが当たったら、

僕に文筆業の才能がないことも確定するんだよな。

そうなると、1982年生まれの女性とは、

意地でも付き合ってはいけないのではとも思ったり……。

 

 

20070103

 

 

 

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