コリ梅

156-ある晴れた夏の日

 

 

赤唐辛子が降り注ぐような夏の午後だった。

 

部屋の中は暑く、まるでグラグラ煮立ったチゲのよう。

湿気を帯びた空気はポンデギを煮る臭いのようにまとわりつき、

全身にコムタンのような濃い粘性の汗をかかせる。

 

外を見ると焼酎グラスを覗いたかのように揺らいでいた。

アブラゼミの鳴く声が、サムギョプサルの焼ける音に似ている。

太陽の光は百歳酒色にキラキラと光っていた。

 

こんなに暑い日は、冷麺のような水シャワーでも浴びたいもの。

後は冷たいビールでも飲んで、身も心もパッピンスにしてしまえばいい。

石焼きビビンバの器を抱くような暑さを我慢しつつ、

熟成キムチのように延々働くのは愚かの極みである。

 

やらねばならぬ仕事は韓定食のようにまるで減らない。

すでに頭の中が朦朧とし、ソルロンタンのように真っ白である。

このままだと脳みそがホンオのように発酵してしまいそうだ。

 

イライラのつのった私は爆弾酒をあおったような気分になり、

目の前の書類をサンチュのようにくしゃくしゃと丸めて投げ捨てた。

もういい、仕事なんか11月12日のペペロだ。

 

私は朝鮮人参のようにすくっと立ち、蒸し暑い部屋を出て行く。

 

外に出た瞬間、冷えたマッコルリのような風が吹き抜けた。

 

 

20060615

 

 

 

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