コリ梅

140-映画『四月の雪』に出てくる韓国料理

 

 

<注意事項>

・映画を見た人でないと意味がわからないと思います。

・内容の重要な部分は省いてありますが、見ていない人はご注意ください。

・韓国で1度見たきりです。現段階ではまだ正確さを保証できません。

・他サイト、他媒体への転載はお断りいたします(リンクは可)。

・このページは随時修正していく予定です。

・間違い、補足などは(hachimax@hotmail.com)までご連絡ください。

 

 

韓国で『四月の雪』を見てきた。映画の本筋についてはあちこちで解説がなされると思うので、韓国料理のサイトらしく登場した韓国料理についてのみ解説してみようと思う。

 

1、ファンテヘジャンクク

三陟の食堂でひとり食事をするソヨン(ソン・イェジン)。大き目のトゥッペギ(チゲなどを盛る素焼きの器)に入ったスープ料理を食べている。すぐ後ろにキンパプ(のり巻き)を作るブースがあることから、一般の食堂で食事をしているものと推測できる。トゥッペギの中身は見えないが、大きさから推測するとウゴジクク(菜っ葉のスープ)、テンジャンチゲ(味噌味のチゲ)あたりか。小説版を読むとこのスープが「干し鱈のスープ」であると書かれていた。韓国の東海岸はスケトウダラの産地として有名であり、それを乾燥させたファンテはこの地方の特産物でもある。ファンテを煮込んだスープは旨みたっぷりで香ばしいのが特徴。ソヨンはこの店でファンテヘジャンククを食べ、キンパプを購入して病院に戻った。919日の段階ではウゴジククと予想。ファンテヘジャンククに訂正し確定とします)

 

2、カルビタン?

スジンの父と食事をするインス(ペ・ヨンジュン)。1のソヨンと同じくトゥッペギに入ったスープ料理を食べている。やはり中身は見えないが、2人のバックにある窓には店のメニューが反転して見える。セントゥンシム(生のヒレ肉)と書かれていることから、この店は焼肉専門店であると推測できる。焼肉店の食事メニューでトゥッペギに入ったスープ料理といえば、代表格はカルビタン(牛カルビを煮込んだスープ)。2人が食べているのはカルビタンであると思われる。

 

3、刺身

2人で食事をするインスとソヨン。海辺の町でのちょっと豪華な食事らしく、いけすのある刺身専門店で食事をしている。真ん中ある舟盛りは刺身を盛り付けたもの。韓国では丸ごと1匹を刺身にするのが一般的で、種類の違う刺身を盛り合わせにすることは少ない。画面で見る限り白身魚の刺身のようなので、おそらくヒラメ、タイあたりを注文しているのだろう。最後に泳いでいるフグが写るが、フグの刺身には見えないように思う。テーブルの端にトマトケチャップを入れるような容器が見えるが、これにはチョコチュジャン(唐辛子酢味噌)が入っている。韓国ではワサビ醤油で刺身を食べるとともに、このチョコチュジャンで食べたり、葉野菜に包みサムジャン(合わせ味噌)で食べたりもする。飲んでいる焼酎はサン(山)。ビールはペットボトルのハイトプライムに見えるが微妙。

 

4、カップラーメン

病院の廊下でカップラーメンを食べるインスとソヨン。インスが食べているのは辛ラーメンの標準サイズ。対してソヨンが食べているのはユッケジャンのクンサバル(1.5倍サイズ)。どちらも農心が発売しているメジャーなインスタントラーメンだ。先に食べ終えたインスに対し、ソヨンが自分のぶんを少し食べるかとすすめている。

 

5、チャジャンミョン

薄暗い部屋の中でひとり食事をするインス。食べているのは出前をとったチャジャンミョン(黒味噌をかけた中華風の麺料理)。韓国人がチャジャンミョンを食べる際は全体をよくかき混ぜ、麺と味噌をよく馴染ませてから食べるが、このときのインスはざっとかき混ぜるだけで食べている。そのときの心情といらだちをよく表現している食べ方であると思う。

 

6、果物

インスがリンゴをむいているシーン。手つきの危なっかしさにソヨンが自分がむくと取り上げる。その後、妻のスジンにインスがチャメ(マクワウリ)をむいてあげるシーンもある。チャメは最近の日本ではあまり馴染みのない果物だが、韓国では初夏から夏にかけてあちこちでよくみかける果物。メロンよりも淡く控えめな甘さが人気で、皮をむいたら輪切りにして種ごと食べるのが美味しい食べ方。

 

 

20050919

(1回目修正)20051004

 

 

 

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