コリ梅

131-コリアンフードダービー

 

 

新緑の5月。快晴の東京競馬場。

全国の競馬ファンと関係者が待ちに待ったこの日。

第72回コリアンフードダービー。

1万頭を超える若駒たちの頂点を決めるレースであります。

 

今年のコリアンフードダービー出走馬は全部で18頭。

激戦をくぐり抜けてきた選ばれし18頭の中から、

今日たった1頭の最強馬が決定いたします。

 

それではまず、今年の注目馬から紹介していきましょう。

今年も強豪馬ばかりがエントリーしてきました。

 

まずは1番人気に推されている、トウカイオジンオー。

 

トライアルの束草賞をレコードで勝ち、

このコリアンフードダービーに駒を進めてきました。

ここまでの成績はなんと脅威の4戦全勝。

お父さんであるトウカイテイオー譲りの末脚が魅力です。

 

続きまして、2番人気は、シンボリマンドゥ。

シンポウリ牧場の秘蔵っ子と呼ばれ、素質は折り紙つきです。

デビューの新馬戦を7馬身差で圧勝したあと、東仁川ステークスを連勝。

キャリアわずか3戦目での、ダービー出走に期待がかかります。

 

キャリアの浅さだけが唯一の心配材料ですが、

関係者からは早くも、シンボリルドルフの再来という声もあがっており、

他の有力馬とも大差なしとの評価を受けています。

 

3番人気に支持されているのは、ポグリキャップ。

気性の激しいタイプで、レースぶりには波がありますが、

ハマったときの爆発力はすさまじいものがあります。

前走の大韓民国軍隊杯では、最後方から15頭のゴボウ抜きを見せました。

 

ちなみに、この名前のポグリというのは、軍隊で食べるラーメンの一種で、

オーナーが軍隊時代に、好んで食べていたところから命名されたそうです。

自分の好物を名前につけるあたり、期待の大きさがうかがえます。

 

 

さて、そろそろ出走時間が迫ってまいりました。

KBS交響楽団による、G1のファンファーレをお聴きください。

 

ぱーんぱかぱーんぱぱぱーん。ぱぱぱぱーん。ぱぱぱぱーん。

ぱっぱぱぱぱぱぱぱーん。ぱぱぱぱぱぱーん。ぱぱぱぱーん。

 

わああああああああ!!

どおおおおおおおお!!

ぐわわわわわわわわ!!

 

スタンド中が歓声とどよめきに包まれております。

いよいよスタートのときがやってまいりました。

 

東京競馬場、距離は2400メートル。

スタンド前で、各馬がゲート入りを始めました。

 

奇数枠から、1頭ずつ、今ゆっくりとゲートに入っております。

特に興奮している馬などは見受けられません。

 

今、連勝中で波に乗るディープキンパプトが入りました。

続いて、牝馬ながらダービーに参戦してきたファンナムパントル。

メジロマッコリーン、ナムルサンクス、サンエイサンチュー。

各馬続々と入りまして、残すところあと数頭。

 

1番人気のトウカイオジンオーが、ゲートに引かれて、今入りました。

最後に大外18番の、ホットクシークレットが入って枠入り完了。

 

 

ガシャン!

 

 

スタートしました。

各馬きれいなスタートを切りました。

 

さあ、何がいくのか。

2番人気のシンボリマンドゥが好スタート。

その内から、ナリタトッパプロードが追い抜いていきました。

ナリタトッパプロードが、するするっと先頭に立ちます。

 

先頭はナリタトッパプロード。2番手にシンボリマンドゥ。

3番手に芦毛の馬体、ソルロンタンカフェが続きまして、

第1コーナーのカーブを曲がっていきました。

 

隊列固まって、先頭から最後尾までおよそ20馬身程度。

1番人気のトウカイオジンオーは7、8番手を追走しております。

 

さて、では先頭から整理してまいりましょう。

 

先頭は2馬身差で逃げるナリタトッパプロード。

2番手追走シンボリマンドゥ。3番手ソルロンタンカフェ。

 

少し間があきまして、赤い帽子のディープキンパプト。

ミスターオービー、ハイトガリバーと続きまして、

テイエムペペロオー、セウカンスカイ、シンコウラブシャ。

 

その後ろに1番人気のトウカイオジンオーがいて、

それをぴったりとマークするように3番人気のポグリキャップ。

ウイニングチゲット、ホットクシークレット、ファンナムパントルが続き、

最後方にケジャングルポケットであります。

 

ナリタトッパプロードが引っ張る、やや速い流れ。

1000メートルの通過は、59秒ちょうどであります。

 

第3コーナーをカーブして、このあたりから騎手の動きが忙しくなってきた。

大ケヤキの向こうを通過して、先頭はいまだナリタトッパプロード。

その後ろ、半馬身下がってシンボリマンドゥ。

人気のトウカイオジンオー、ポグリキャップはいつ来るのか。

 

3コーナーから4コーナーへの中間地点。

観客でびっしりと埋まった、東京の長い直線を目前にして、

馬群は先頭からしんがりまで、約15馬身というところ。

ダービーの名にふさわしい、大混戦となりそうです。

 

内へもぐりこんだ白い馬体はソルロンタンカフェ。

ソルロンタンカフェが内ラチ沿いを切り裂いていく。

 

第4コーナーを曲がりきって、横一線に広がった。

間を割って、ディープキンパプトも来ているぞ。

 

直線坂を駆け上がる。

 

トウカイオジンオー来た。その外にポグリキャップ。

大外から来るのはメジロマッコリーン。ディープキンパプト。

セウカンスカイ、テイエムペペロオーがその後ろから前をうかがう。

 

先頭、頭ひとつ抜け出たのはトウカイオジンオー。

その後ろ、ぴたりと張り付いてポグリキャップ。

 

残り1ハロン、200の標識を過ぎて、先頭2頭がデッドヒート。

 

トウカイオジンオー、ポグリキャップ。

トウカイオジンオー、ポグリキャップ。

 

大外から白い馬体が1頭飛んで来たぞ。

ソルロンタンカフェか、いや、メジロマッコリーンだ。

芦毛のもう1頭。メジロマッコリーンが、すごい脚。

 

大外一気。メジロマッコリーンが一気に差を詰めてきた。

 

メジロマッコリーンの脚色がいいぞ。

先行2頭を追い抜く勢い。

 

メジロマッコリーンだ。メジロマッコリーン先頭。

メジロマッコリーン先頭で……今、ゴールイン。

 

2着にトウカイオジンオー。

3着にポグリキャップ。

 

第72回コリアンフードダービー。

メジロマッコリーンが制した模様です。

 

 

いやいや、驚きました。

メジロマッコリーンが大外から一気の追い込み。

メジロマッコリーンの人気は……なんとブービー人気ですねえ。

第72回コリアンフードダービーは大荒れの決着となりました。

 

場内はいまだ騒然。

どよめきに包まれた東京競馬場です。

 

さて、手元に、最終のオッズシートがやってまいりました。

 

確定までまだしばらくありますが、

手元の最終オッズでは次のようになっております。

 

馬群を一気に飲み込んだマッコリーン。

そのアテになったのが東海のオジンオー。

最後をポグリ(ラーメン)でしめて、1着から3着までの三連単は、

なんと10万2000ウォンを超えるお会計とのことです。

 

第72回コリアンフードダービー。

なんと、とんでもないボッタクリの店につかまってしまいました。

コリアンフードダービーで10万を超えるお会計は史上初です。

 

大波乱の結果に、場内まだどよめいておりますが、

このあたりで、東京競馬場からお別れしたいと思います。

さようなら。さようなら。

 

 

20050530

 

 

 

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