コリ梅

124-真のキュウリと真の鳥

 

 

韓国焼酎の銘柄に、チャミスルというのがある。

真露(ジンロ)が販売する、シェアナンバーワン焼酎。

アルコール度数を下げた軽い飲み口が人気の酒だ。

 

このチャミスルは韓国語で「참이슬」と書き、

」が「真の」という意味を、「이슬」が朝露を表す。

両者を合わせると「真の露」。すなわち「真露」という訳だ。

なかなか小洒落たネーミングで、思わずにやっとさせられる。

 

韓国語にはこの「真の○○」という単語が多く、

特に動植物の名前に、たくさん使われているようだ。

 

「真のタイ」だったら、マダイ。

「真のカレイ」だったら、マガレイ。

 

その種を代表するものに「真」の字が多く使われる。

このあたりは、日本の命名方法とも共通している。

 

だが、動植物に対する認識が、日韓でまったく同じになるはずがない。

意外なものが種の代表として「真」の看板を背負っていたりする。

 

例えば、「真のカエル」、「真のセミ」、「真のカニ」ならどうだろう。

 

日本には、マガエルも、マセミもいない。

マガニはいるらしいが、あまり一般的ではない。

どれもポピュラーな種であることは間違いないのだろうが、

ちょっとこれだけでは想像がつかない。

 

答えは、このようになる。

 

「真のカエル」 → トノサマガエル

「真のセミ」 → ミンミンゼミ

「真のカニ」 → シナモクズガニ(上海ガニ)

 

どれも名のある種だが、韓国で「真」の看板を背負っているとは意外だ。

 

面白くなって色々調べてみたら、他にもいろいろな例がみつかった。

以下に、難問と思われる「真の○○」を列挙してみる。

日本では何と呼ばれているのか、想像してみて欲しい。

 

「真の木」

「真のエビ」

「真のクジラ」

「真のキュウリ」

「真の鳥」

 

答えは、ずっと下のほうに書いておこう。

言葉って本当に不思議だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<答え>

「真の木」 → クヌギ

「真のエビ」 → クルマエビ

「真のクジラ」 → セミクジラ

「真のキュウリ」 → マクワウリ

「真の鳥」 → スズメ

 

 

20050330

 

 

 

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