コリ梅

123-韓国料理といえば何?

 

 

「AといえばB」という表現がある。

Aというカテゴリの中で、特に抜きん出たBを紹介する表現。

あるいは、真っ先に思いつくものがBに組み込まれる。

 

「日本の山といえば富士山」だし、「箱根といえば温泉」である。

「インド料理といえばカレー」ということになるだろう。

 

もちろん、これは個人的な好みによる表現なので、

「日本の山といえば磐梯山」、「箱根といえばベゴニア園」、

「インド料理といえばサモサ」という人もいるかもしれない。

このあたりは人それぞれなので、文句をいう筋合いのものではない。

 

ただし、Bに入る例が、多くの人の持つイメージに比べ、

あまりにもかけ離れている場合は、ちょっとまずいことになる。

 

「日本の朝食といえば、仔ウサギのロースト、エストラゴン風味」

 

その人にとっては、そうなのかもしれないが、

あまりにも特殊な意見で、読み手を不安にさせてしまうだろう。

 

「AといえばB」という表現は、意見として多数派でなければならない。

 

僕の場合は「韓国料理といえば○○」という表現を多く使う。

「○○」に入る料理には、焼肉、ビビンバ、冷麺などをよく使うが、

果たしてこれらは、本当に多数派の意見なのだろうか。

僕自身がそう思っているだけで、実際はエストラゴン的料理だったりしないか。

これは1度、きちんと確かめておくべきかもしれない。

 

ということで、次のような実験を行ってみた。

 

 

<実験>

1、検索サイト「Google」で「韓国料理といえば」という一文を検索する

2、検索結果の中で、直後に料理が書かれているページを100選ぶ

3、「韓国料理といえば」の直後に書かれている料理を集計する

4、複数の料理が書かれている場合は、すべてを集計結果に反映させる

 

そして、以下がその実験結果。

カッコ内は100ページの中の、何ページで該当したかの数字である。

1ページにつき複数の回答を認めているので、合計は100にならない。

 

1位、焼肉(58)

2位、キムチ(35)

3位、ビビンバ(13)

4位、冷麺(8)

5位、プルコギ(6)

6位、石焼ビビンバ(4)

6位、サムゲタン(4)

6位、チゲ(4)

6位、唐辛子(4)

10位、クッパ(3)

10位、チヂミ(3)

10位、突き出し(3)

 

 

予想通りではあったが、焼肉が大勢を占めた。

日本人の多くにとっては、まだまだ「韓国料理といえば焼肉」なのだろう。

プルコギが別なので、潜在的な意識としてはもっと多いはずだ。

 

2位のキムチも韓国料理を代表するには充分だろう。

3位のビビンバも、6位の石焼ビビンバとあわせれば2割近くに達する。

だが、その後の冷麺、サムゲタンくらいになるとちょっと厳しいか。

 

以後、「韓国料理といえば冷麺」という表記には気をつけよう。

 

 

さて、ここからはオマケ。

実験が面白かったので、次の2つも調べてみた。

 

「韓国といえば」と「韓国映画といえば」。

 

調査方法は「韓国料理といえば」と同じ。

日本人の持つ、韓国に対するステレオタイプなイメージがよく見える。

 

 

<韓国といえば>

1位、焼肉(20)

2位、キムチ(11)

3位、アカスリ(5)

4位、ワールドカップ(4)

4位、ロッテ(4)

4位、買い物(4)

4位、食事(4)

8位、韓国ドラマ(3)

9位、ソウル(2)

9位、サムソン(2)

9位、コピー商品(2)

9位、市場(2)

 

<韓国映画といえば>

1位、シュリ(43)

2位、JSA(16)

3位、猟奇的な彼女(15)

4位、風の丘を越えて〜西便制(5)

5位、殺人の追憶(4)

5位、カル(4)

6位、八月のクリスマス(2)

6位、春の日は過ぎゆく(2)

6位、灼熱の屋上(2)

6位、火山高(2)

6位、ラブストーリー(2)

6位、ペパーミントキャンディー(2)

6位、友へ/チング(2)

6位、シルミド(2)

6位、おばあちゃんの家(2)

 

韓国といえば焼肉で、韓国映画といえば『シュリ』。

日本人の韓国に対するイメージは、まだまだ希薄なのかもしれない。

 

 

20050323

 

 

 

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