コリ梅

107-居酒屋コリアうめーや!!冬のソナタ編

 

 

「店長、店長!!」

「どーした、ハチ?」

「素晴らしい新メニューを思いつきました。時代は冬のソナタです!!」

「冬のソナタ?」

「やだなあ。ドラマがすごい人気じゃないですか」

「ああ、そうらしいな……」

「関連本、関連グッズ、DVD、軒並みバカ売れですよ!」

「ま、そりゃそうだが、居酒屋は関係ないだろう……」

「なに言ってるんですか。ここで便乗しないで、いつ儲けるんですか」

「うーん……」

「今こそ我々が、お客様のポラリスになるんです!」

「あほか。で、どんな新メニューなんだ?」

「いいですか、驚かないでくださいよ」

「驚かない。驚かない」

「その名も!」

「……」

「その名も!!」

「……」

「その名もぉっ!!!」

「やかましい。はよ言え、バキッ!!」

「ふぎゃっ」

「その名も、なんだっ!!」

「か、カレーのヨン様……」

「……」

「……」

「……」

「あ、て、店長。どこ行くんですか」

「……」

「いや、て、店長。話聞いてくださいよ」

「知らん。黙れっ!」

「甘いマスクと、甘口カレーを引っかけてですね……」

「あほか。それ以前に子供用カレーのパクリだろっ!」

「いや、たまたまそれも似てますけど……」

「居酒屋で売れるかそんなもん!」

「いや、ブームのときはどんなものでも売れますって……」

「どうせ便乗するなら、ユジンの手作り豆腐チゲとか、チュンサンが釣ってきたフリをして実は買ってきた魚のメウンタンとか、そのくらい気の利いたメニューを考えろ!」

「……」

「……」

「……」

「……」

「店長、意外に詳しいすね……」

 

20040622

 

 

 

戻る