コリ梅

057-ホワイトデーに炸醤麺

 

 

韓国では4月14日のことをブラックデーと呼ぶ。

バレンタインデーにも、ホワイトデーにもお呼びがかからなかった寂しい男女が、

真っ黒な衣装に身を包んで、真っ黒な炸醤麺を食べる日だ。

このブラックデーを機に、付き合い始めるカップルも多い。

 

だが、ブラックデーに炸醤麺はもう古い。

僕は今ここに、「ホワイトデーに炸醤麺」を提案しよう。

バレンタインデーにも、ホワイトデーにもお呼びがかからないのなら、

1ヶ月もウジウジ待たないで、すぐさま行動に移すべきだろう。

 

ホワイトデーに炸醤麺合コン。

これこそ21世紀の若者が歩む道だ。

 

ホワイトデーの炸醤麺には黒い服はいらない。

むしろ潔さを前面に押し出すために、真っ白な服を着ることにしよう。

真っ白な服を着て、炸醤麺をずるずるとすする。

 

下手をすると、黒い味噌がピンピンとはねて、白い服が染みだらけになる。

そうなっては大変なので、寂しい男女は慎重に炸醤麺をすするだろう。

服を汚してはいけない。気をつけて食べなければならない。

そんな重圧のかかる食事を、1点の染みもつけずに無事終えたとしたら。

大いなる困難を乗り越えたという、快い達成感に包まれるだろう。

 

一緒に食事をしたというだけでは片付けられない濃密な連帯感。

そこに「愛」が芽生えるのは、ごくごく自然な成り行きである。

 

ブラックデーに炸醤麺はもう古い。

これからは、ホワイトデーに炸醤麺を食べよう。

 

2003年06月17日

 

 

 

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