コリ梅

037-ああビビンバが焦げていく

 

 

僕は韓国料理を食べる前に必ず写真を撮る。

基本的にはホームページに載せるためだが、

文章を書くために記録の意味で撮ることもある。

そのためパシャッと1回撮るだけではなく、

角度を変えたり、アップにしたりと何枚も撮ることになる。

 

この何枚も撮るというのが意外に曲者で、

料理によっては撮っているうちに姿が変わってしまうものもある。

 

例えば石焼きビビンバ。

石焼きビビンバは出されたら、素早くかき混ぜなければならない。

写真を撮っていると、底のほうからじゅうじゅうと音がする。

このときの恐怖心っていったらない。

 

石焼きビビンバのおこげは魅力だが、

もたもたしているうちに黒コゲになってしまいそうだ。

写真を撮りながらも気が気でない。

 

スンドゥブチゲの写真撮影もつらい。

ぐつぐつ煮えるチゲにぽとんと落とされた生卵。

この卵が熱で固まってしまうとおいしくない。

 

とろとろの半熟卵が魅力なのに、

ぼそぼその完熟卵になってしまいそうだ。

写真を撮りながらも気が気でない。

 

1番悲しかったのはパッピンスだ。

パッピンスとは韓国式かき氷のこと。

写真を撮っているそばから溶けていく。

どんどん、どんどん溶けていく。

 

いてもたってもいられず、

結局、写真撮影をあきらめて食べることにした。

 

2003年04月03日

 

 

 

戻る