コリ梅

007-用意された答え

 

 

韓国料理と日本料理の最も大きな違いはなんですか?

 

こんな質問を受けることがある。

確かに韓国料理と日本料理には共通点が多い。

同じ米食文化を持ち、醤油、味噌などの大豆発酵調味料で味をつける。

ごはんに汁物を加え漬物を添える文化でもある。

 

確かに似ている。すると違いはどこにあるのだろう。

 

一番目立つ違いは唐辛子の使用量だ。

韓国料理は唐辛子をたくさん使うので赤くて辛い。

ニンニクなど刺激の強い香辛料を用いるのも特徴だろう。

 

「やっぱり唐辛子とニンニクをたくさん使うことじゃないですか。」

 

ずっとこう答えてきたのだが、最近これが間違いであると気付いた。

解答自体は別に間違っていないのだが、

韓国料理が赤くて辛いなどというのはみんなが知っていること。

当たり前のことには誰も感心してくれないのである。

 

そこで僕は違う答えを用意することにした。

 

最も大きな違いはダシにあります。

日本は鰹節や煮干、コンブなど魚介系のダシをとりますが、

韓国では加えて肉でもダシをとります。

肉でダシをとったスープは脂の味が残るため、

唐辛子やニンニクなど刺激の強い香辛料を使用します。

それが日本料理との分かれ目になっていると思います。

 

ダシという要素を加えただけで、ぐっと知的になる。

これでたいていの人は「ほー」と感心する。

 

ほんとは本の受け売りなんだけどね。

 

2002年12月27日

 

 

 

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