サメガレイなる日々

020-がんばる29歳−山手線1周すごろく編(3)

 

 

山手線1周すごろく編(1)(2)の続き。

見ていない方はまず(1)(2)からどうぞ。

 

 

1643 恵比寿着

恵比寿に到着してイベントダイスを振る。

この駅での特殊イベントはエビスビールを飲むこと。

恵比寿ビール博物館か、閉館後ならコンビニで購入して飲む。

 

この時間だと博物館はもう開いていないだろうが、

コンビニで買って飲むビールでも悪くはない。

腹は膨れているが、ビールを飲むくらいならいいだろう。

 

と意気込んでイベントダイスを振るも、出た目は【16】。

イベント一覧を見ると「3駅戻る」という指令だった。

 

3駅前といえばさっき止まったばかりの大崎。

いい気持ちに水を差されたような気分で駅を戻る。

 

イベントダイス【16】3駅戻る → 大崎

 

若干胃もたれ気味で恵比寿に到着。そして3駅戻る。

 

1650 大崎着

同じ駅に2度止まるのは大崎が初めて。

せっかくなのでわざわざ渋い顔をして写真を撮る。

 

イベントダイスでの移動なので次に振るのは通常ダイス。

2度目の大崎などに用はない。写真、ダイスと機械的に作業を進める。

出た目は(5)で、恵比寿を飛び越え原宿へ移動。

 

おお、いいぞいいぞ。

原宿ならゴールはもう目の前だ。

 

通常ダイス(5) → 原宿

 

Vサインではなく2度目サイン。不満げな記念撮影。

 

1713 原宿着

原宿駅を降りるとあたりが暗くなり始めていた。

駅は若者だらけだったので、コソコソと人の少ない場所を探す。

イベントダイスを振ると出た目は【10】。特殊イベントだ。

 

「えーと、確か原宿は明治神宮のお参りだったな……」

 

とイベント一覧を確認すると、そこには衝撃の文字が。

 

「竹下通りでクレープを購入して食べる」

 

直前に明治神宮から別のネタへと変更したのを忘れていた。

 

満腹の状態でクレープを食べるのもしんどいが、

それ以前にひとりでクレープを買うという行為が恥ずかしい。

よりによってクレープ店の前はカップルだらけの大行列だ。

 

恥ずかしさをこらえつつ、どうせならよりネタになることをしようと

注文は「ピーチメルバ」という浮かれた名前のものを選んだ。

 

「ピーチ」はともかく「メルバ」って一体なんだ?

 

出来上がりを見ると缶詰のモモがメインとなり、

アイスや生クリームなどが入っているクレープだった。

 

味は悪くなかったが、食べすぎで胃がもたれる。

駅につくまでになんとか食べ終え、

若者の集団に隠れて通常ダイスを振った。

 

ここで(3)が出れば見事ゴールだったが、

さすがに1度でうまくいくはずもなく、出た目は(5)。

新大久保を通り過ぎて行き先は目白と決まった。

 

イベントダイス【10】特殊イベントの遂行

通常ダイス(5) → 目白

 

 

 

原宿でひとりピーチメルバ。この恥ずかしさはイベントというより罰ゲーム。

 

1800 目白着

目白についてまずはイベントダイスを振る。

再びAゾーンに入ったので【17】が出れば「2駅戻る」である。

目白から2駅戻れば新大久保なのでめでたくゴールだ。

 

念を込めてエイヤッと振ると【4】であった。

【4】は特殊イベント。「学習院大学にて記念撮影」である。

序盤のイベントなので、まだまだ内容に手加減を感じる。

1周してきての序盤イベントは再考の必要があるかもしれない。

 

雨が降り始めてきたので傘をさして改札口を出る。

傘をさしながら駅を出てすぐ右の学習院大学西門で記念撮影。

ふたたび駅へと足早に戻る。

 

なにしろもうゴールは目前なのだ。

ぬるいAゾーンでモタモタしている場合ではない。

気合とともに通常ダイスを放り投げる。

 

「さあ、どうだ!」

 

だが、その気合とは裏腹にまたも行き過ぎて(3)。

今度は新大久保の隣駅、新宿に行かねばならない。

 

イベントダイス【4】特殊イベントの遂行

通常ダイス(3) → 新宿

 

 

行き過ぎて目白。雨の学習院で記念撮影。

 

1832 新宿着

巨大駅の新宿に到着。イベントダイスを振ると【5】であった。

秋葉原あたりで切望しながらも、まったく出なかった特殊イベントが、

ゴールを目前にしたこのタイミングで出るのは皮肉である。

 

ため息混じりにイベント一覧を確認すると、

この駅でもやっぱり食べるネタが待っていた。

 

「新宿中村屋でカレーパンを購入して食べる」

 

品川丼、立ち食いそば、クレープときてカレーパン。

ボリュームがあり消化に悪そうなものばかりを連続して食べている。

 

空腹時なら喜んで食べたであろうカレーパンも、

このタイミングでは油が鼻について喉を通らない。

なんとか胃に押し込んで駅へと戻った。

 

駅で3度目のゴールアタックも実らず(2)。

新大久保を再度またいで反対隣の高田馬場へ行く。

 

イベントダイス【5】特殊イベントの遂行

通常ダイス(2) → 高田馬場

 

 

 

また行き過ぎて新宿。カリーパンをかじりつつも、もう目が笑っていない。

 

1900 高田馬場着

イベントダイスを振るとまたも一桁台の【2】。

この駅でもやっぱり特殊イベントが待っていた。

 

「駅ガード下で鉄腕アトムの壁画を探して写真撮影」

 

高田馬場は早稲田大学のお膝元としても有名だが、

手塚プロがある場所としても知られている。

山手線の発車ベルも鉄腕アトムの歌だ。

 

壁画は早稲田口を出てすぐのガード下にある。

ところが行ってみると、あったはずの場所が工事中になっている。

後で調べたところ今年7月に撤去されてしまったらしい。

 

とりあえず何かかわりのイベントをしなければと、

駅前のビッグボックスをバックにして無駄に記念撮影。

この駅の特殊イベントは次までに変更しておかねば。

 

通常ダイスはまたもゴールを通り過ぎる(3)。

新大久保、新宿と過ぎて、今度は代々木だ。

 

イベントダイス【2】特殊イベントの遂行

通常ダイス(3) → 代々木

 

 

ビッグボックス前で記念撮影。駅前は若者でごった返していた。

 

1930 代々木着

行ったり来たりにだいぶ疲れてきた。

通常ダイスは6面なので確率は常に6分の1。

単純計算すれば、6回のチャレンジで必ずゴールできるはずだ。

だが運が悪ければいつまでもゴールにたどり着けない。

 

ため息混じりにイベントダイスを振ると【17】が出た。

サイコロ連投。しかも運の悪いことに出た目は(5)である。

 

代々木から5駅進むと五反田。

 

1投でのゴール圏内を追い越してしまう不運。

もしかしたらこのままゴールできないのではないか。

悪い予感が頭の中をぐるぐるかけめぐる。

 

ここに至って気付いたがCゾーンのイベントはろくなものがない。

特殊イベントはまだしも、残りは「進む」か「戻る」のどちらか。

ピンポイントでゴールを目指している現状では、

進んでも、戻ってもマイナスに働くことのほうが多い。

 

どころか確率10%で「東京駅に戻る」ことになるし、

確率15%で「立ち食いそば」を食べる可能性すらある。

 

このどちらかが出る確率は4分の1。

 

「この2つが出たらそこでリタイアだな」

 

悪いことばかりを考えつつ五反田へと向かう。

 

イベントダイス【17】サイコロ連投

通常ダイス(5) → 五反田

 

通り過ぎて、通り過ぎて、通り過ぎて代々木。そして泣きっ面に蜂。

 

 

山手線1周すごろく編(4)に続く

 

 

 

 

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