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ヨン様にハングルを教えに行く

 

 

つい先日の話。

友人から突然こんな写真が送られてきた。

 

 

店の前によく置かれている宣伝用の黒板。

左側に描かれているのは、どうやらヨン様のようだ。

 

「あのヨン様も大ファン!?」

「さむ〜い冬の定番カクテル再登場!!」

 

と、日本語で書かれているように、この写真は日本で撮られたもの。

どうやらヨン様人気にあやかった、ちょっと調子のいい広告のようだ。

 

「ふーん、こんなところにまでヨン様がねぇ……」

 

と、最初は眺めていたのだが、

そのうちにちょっとおかしなことに気がついた。

 

「ん? あれ、このヨン様のセリフ……」

 

ヨン様は韓国語をしゃべっているようだが、

よく見ると、なにかがおかしい。

 

ちょっと拡大してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 !?

 

なんだこれ?

こ、こんなハングル見たことない……。

 

最初の文字は Adobe Systems が右手をあげたような感じ。

次の文字は Adobe Systems が逆立ちをしたのだろうか。

3番目の文字は Adobe Systems が反転したように見える。

最後の文字は……。何がどうなったのかもよくわからない。

 

ヨン様にいったい何が起こったのか。

ヨン様は韓国語を忘れてしまったのだろうか。

ヨン様は疲れすぎなのではないだろうか。

 

「むむむむむむ……」

 

などと考え込むまでもなく、理由は明白である。

 

このヨン様を描いたのは、おそらく店の人。

ヨン様は知っていても、ハングルまでは知らないのだろう。

ハングルはわからないけど、ヨン様には何かしゃべらせたい。

 

「んー、いいや、フィーリングで書いてしまおう」

 

ということで、このセリフが出来上がったに違いない。

丸や、棒をうまく組み合わせ、よく似せてはいるが、

やっぱり正しくないハングルはかなり不自然である。

 

となると、コンピュータの前でのんびりしているわけにはいかない。

 

なにしろ僕は、「ハングル練習帳」の著者なのだ。

すべての人に正しいハングルを伝える義務がある。

 

ということで、そのお店まで行ってきた。

 

お店の方に「目からウロコのハングル練習帳」をプレゼント。

 

アポなしで行ったにもかかわらず、

店の人は快く対応してくれた。

 

これで、ヨン様も正しい韓国語を話せるはず。

冬の定番カクテルの宣伝にも、より力が入ることだろう。

 

 

最後にお店の方へメッセージ。

 

先日は、突然押しかけて本当に申し訳ありませんでした。

今回の企画は「ハングルが間違っているぞ!」という指摘ではありません。

韓国ファンのひとりとして、お店の看板にまで、

ハングルが登場していることが、素直に喜ばしかったということです。

そして、どうせならもっと韓国のことを知って欲しい。

その思いから、あつかましくも訪問させて頂いた次第です。

お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

 

<その後の話>

しばらくたって、友人からこんな写真が送られてきました。

(写真提供:sunja氏)

 

おおっ! フキダシの中が正しいハングルになっている!

書かれているのは「飲みたいです」という意味の韓国語。

お店の人、本当に勉強してくれたんだなぁ。ううっ、感動!

 

お店のかた、本当にありがとうございました。

 

 

 

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